企業で輝く優秀な人材とは?

企業が思う優秀な人材とはどのようなものでしょうか?

経営者やマネージャーの意向に従い、且つ、大胆で斬新なアイデアを提案し、実行する人達でしょうか?もしそうなら、その会社は優秀な人を確保できないでしょう。何故なら、この前提は矛盾しているからです。経営者やマネージャーの意向に従う人達は大胆で斬新なアイデアを提案しません。会社の方針に従わず大胆で斬新なアイデアを提案し、実行する人は会社での評価が低く、長期に亘ってその会社で働けないのです。

優秀な人を確保し成果を上げてもらうには、目標だけを示し、手法に口を挟まず、成果に対して適切な報酬を支払う事が必要です。優秀な人ほど、自分のやり方を重んじ、成果に対する評価に対して敏感です。それなのに、会社側が、旧来の評価ややり方を押し付けると、優秀な人ほど、自己実現の場を求めて退社してしまいます。

今の時代は、皆で協力すれば何とかなるといった状況にはありません。優秀な人に、得意分野で目一杯働いてもらわないと、競争に勝ち抜けないのです。優秀な人とは高学歴の人ではありません。今までの会社のやり方からはみ出し、提案し、実行してくれる人達です。会社側はそれを受け入れる度量が必要です。


起業ガイド Starting business

これから独立・起業をめざす方に向けた情報サイト